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特例被験体の記録

※「依代」については以後「被験体」と改称することとする。

被験体3号

4号施術後、48時間経過した段階で容体が急変。救命成功するも意識戻らず、30日間植物状態のため、措置を講じる。あかつきリライフに対応依頼、2日後に完了を確認。

被験体6号

政府担当部局よりの緊急対応要請に応え、通常の施術段階を省略し、3号施術より実施。拒絶反応が強く、施術中断するも、意識白濁、度重なるけいれん発作、眼球運動の異常が認められた。治癒困難につき、重度の精神疾患と診断。木南特例総合病院へ移送、12日後に衰弱により死亡との報告あり。

被験体9号

初の成人(28歳男性)への対応施術を行うも、1号・2号共に適合基準値に至らず。

被験体13号

2号施術において精神の維持強度に問題発生。妄言多く、常にせん妄状態にあり、回復の見込み立たず。木南特例総合病院へ移送。6日後、投身にて死亡との報告あり。

被験体15号

3号施術後、人格が急変。凶暴化し、看護師を機材で殴打、負傷させる。拘禁を行うが24時間奇声を発し続け、32時間後、昏睡状態に陥る。35時間後に死亡を確認。あかつきリライフに対応依頼、5日後完了確認。

被験体16号

4号施術後、記憶の一部欠損が認められるが、予後は概ね順調と言える。回復後は心理学の勉強に加え、熱心に外国語の学習をしている。

この被験体をもって、当施術式は完成に達したと言って良いだろう。

 

 

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