君の未来を生きて

このメッセージを見つけてくれて、ありがとうございます。
表現祭の監視の目をかいくぐり、きっと危ない橋を渡ったのだろうと思います。

あなたのその聡明さを見込んで、お願いがあります。

このページの一番下のリンクから廃棟の管理ページにログインし、非常システムを起動してほしいのです。
あなたがそれをしてくれれば、s284は必ず救われます。
管理ページのパスワードは、「対象少女再教育事業」が運営するXアカウントを調べればわかります。

施設の中にいる僕では、外のネットサービスは使えないのです。
僕にわかるのは、パスワードは「信条のもと推進すべきもの」だということ。

あなたが誰なのかもわからないのに、勝手なお願いをしてすいません。
けれど、頼れるのはあなたしかいないのです。施設の外にいる、あなたしか。

どうかあなたに、s284の未来を託させてください。

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