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林野廣剛1~4号施術

施術内容報告書

愛宝学園かがみの特殊少年更生施設 術後監察官 岩村聡
報告日:令和5730


令和5年6月5日から7月21日まで行われた規格卵No.431林野廣剛における施術段階の経過観察について報告する。


【1号施術】

自己批判・軽度の催眠

一般育雛法に切り替えて、1号施術から再試行。
更生官の指導に反抗的な態度を見せるが、催眠が非常に有効。次第に判断力を失い、反抗をやめ、自己批判の言葉をぽつぽつと繰り返すようになった。施術後は他の院生への非行が落ち着いたものの、ぼんやりとした表情で過ごすことが多くなった。

 

【2号施術】

軟禁・投薬

暗く狭い部屋に軟禁。自己批判・軽度催眠の効果が大きく、部屋を出ようとする素振りを見せず、投薬にも抵抗しなかった。再試行前よりも投薬量は抑えたが、服薬後は無気力になり、塞ぎ込むようになった。

 

【3号施術】

磁気刺激法

強力な磁気刺激を与え、複数回にわたって脳機能を調整。順調に無気力状態を脱し、しっかりとした言動になった。ただし、記憶の一部に齟齬が見られた。

 

【4号施術】

記憶矯正カウンセリング

カウンセリングによって記憶を矯正し、齟齬を解消。かつての暴力性は完全に消え失せ、更生官の言うことを素直に聞き入れる、健全な青少年へと生まれ変わった。今後与えられる予定の仕事に対しても、現段階から高い意欲を見せている。

 

【監察官の所感】

特殊育雛法で催眠や投薬を行った場合、一般育雛法に切り替えて施術をやり直しても、効果が出なくなる場合が大半である。よって規格卵No.431は例外的な成功例であり、特殊育雛法がより効果的である事実は揺るがない。

 

 

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