乙坂響2号施術
施術内容報告書
愛宝学園かがみの特殊少年更生施設 術後監察官 山口義雄
報告日:令和4年12月24日
令和4年9月2日から11月29日まで行われた規格卵No.449乙坂響における、特殊育雛法施術段階の経過観察について報告する。
【2号施術】
監薬療法
大音量の音楽が流れる暗室に監禁。開始時点では退出を訴え、扉を叩き、叫び声をあげていたが、4時間ほど経過したころ沈黙状態に入る。同タイミングで投薬を開始。1時間後、独り言を呟いたり、落涙する様子が確認された。
施術後に1号施術後と同様の確認を行ったが、混乱や自責から来る精神衰弱が酷く、質問に答えられる状態ではなかった。日常生活における問題行動は見られなくなったが、心因性の痙攣や怯えは回復していない様子。
これらの症状は、次号「UTT法」施術にて治療予定。
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