児相・家裁報告書
少年調査票
令和4年10月27日
裁判官 差沼貴之 殿
大川家庭裁判所宮泉支部
家庭裁判所調査官 南良島宏
事件の表示 令和4年10月13日 第3510号 不正指令電磁的記録供用事件
受命年月日:令和4年10月14日
少年
名前:七村優記 平成18年10月16日生
住所
〒3F6–2878
埼玉県宮泉市八宋8-14
保護者
続柄:母 七村希代乃
家族構成、その他少年・家族に関する特記事項
1.家族構成
続柄:父 氏名:七村信也 職業:銀行員 教育程度:大卒
続柄:母 氏名:七村希代乃 職業:会社員 教育程度:短大卒
続柄:兄 氏名:七村貴樹 職業:学生
2. その他少年・家族に関する特記事項
事件当時、少年は両親と三人で暮らしていた。
非行・問題行動の分析評価
1 心身の状況、性格・行動傾向、態度・価値観
社交的な性格で、学年を問わず多くの生徒と楽しげに話す様子がみられた。特に悩みなどを抱えていた様子もなく、学校の規則や条例に違反するといったこともなかった。
2 家庭環境
父親は銀行員で帰宅が遅く、兄は入寮していたため、事件当時は母親以外との交流が希薄だった。母親とは、進路や親族との付き合い方のことで、日常的に口論が生じていた。
3 学業・職業、余暇
学業成績は優秀。高校に上がってからも常に成績上位者に名を連ねていた。情報技術部に所属しており、PCを用いたデジタルアートに取り組んでいた。母親は少年がアートにのめり込むことを懸念しており、度々部活を辞めるよう強く言っていたという。
4 交友関係
目立つ生徒ではなかったが、交友関係は広く、誰とでも分け隔てなく接していた。教師陣のみならず、クラスメイトや部活仲間からも悪評を聞くことがほとんどなく、周囲からも信頼されていた。
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