院長の言葉

青少年は、健やかな社会の礎です。

かがみの特殊少年更生施設(以下、当院)は、昭和29年、青少年の犯罪および非行の防止、ならびに罪を犯し正道を外れた青少年の社会復帰支援を目的として設立されました。

爾来、長きにわたり青少年更生教育法の臨床研究と普及に貢献し、教育界、経済界、法曹界から高い評価と多大なご支援を頂いてきました。

平成22年、当院は更生教育拠点施設の認定を受け、国内外より導入した最新設備を用いた更生プログラムを設計、全国の関連施設と緊密に連携し、前途有望な青少年を継続的に社会へ送り出す体制を実現しました。追跡調査によれば、プログラム開始以降の当院卒院生は、全国で唯一、再犯率0%を達成しています。

現在は、社会適応教育、暴力忌避学習、可能性開発などのカリキュラムを備えた独自の更生プログラムにより、豊かな国土で心身を育まれた青少年に、本来備わっている筈の健全な強さと逞しさを開花させ、円滑な社会復帰を実現させるべく、日夜たゆまぬ改善指導を行っています。

誰もが生まれながらに持っている“美しい心”を育み、青少年の輝かしい未来を開く。そして青少年たちの肝要な最後の転換点となる。それが当院設立以来の理念です。

 

愛宝学園かがみの特殊少年更生施設
院長 久下沼 智教

 

 

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